孝明天皇さま御遺愛の藤
みなさま、ごきげんよう。
まもなく立夏を迎えようとする吉田山では藤が先日まで咲き乱れていました。
藤とは、ツタを絡ませる、あの藤です。
平城の前の宮都の名、藤原京。
中臣鎌足が大織冠とともに、お仕え申し上げます
天智天皇から賜った姓、藤原。
その藤原の藤です。
藤原家はかの有名な不比等、その子息の4兄弟から南北式京の各4家が盛衰発展を遂げ皇室と共に歩みました。
ゆえ、藤原の姓を名乗ると逆に誰かわからないwという現象が起こります。
藤原の姓は更なる進化をとげます。
近江の藤原は近藤、遠江の藤原は遠藤、という具合に。
しかし、家を表す紋は藤をあしらったデザインを使いました
。いろんなバリエーションが生まれましたが、藤原の子孫の家紋はやはり藤を使うものが多かったと。
さて、その藤原の家紋は当社、吉田神社の社紋になっております。
それはこちら↓
言わずもがな、当社は藤原家の祖神さまがたをお祀りしているからにほかなりません。
その藤が4月も下旬になりますと、境内のある箇所に花をつけます。その場所は御本宮の東側となります。
また、孝明天皇さま御遺愛と伝わる藤も、境内にございます。今年はもう散りましたが来年どうぞお楽しみにお参りくださいませ。
※藤は花をつけない、発色の良くない年もありますがあしからずご了承くださいまし。
授与所より御本宮直近東側をながめる